2018年10月09日

蕎麦を待つ間に

日曜日は林家たい平後援会、恒例の秋の独演会の日でした。
早めに会場の秩父宮記念市民会館に着いたので、お昼を食べようと繁華街の方に向かいました。

10月としては記録的な暑さの中、日影を選んで歩いて馬場町の安田屋の前までやって来ました。
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安田屋では何も買いませんでしたが、帰り道に安田屋の相向かいにあるマイルストーンでいつものようにベーグルを購入。

ここのすぐ近くのパリー食堂が営業していたので(私が来る日は休みの日が多いのです)そこで食べたかったのですが、連れが難色を示したので、第二候補の蕎麦屋に向かうことに。

その前に、パリー食堂の横の路地をパチリ。
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前回来た時はここを通り抜けたのでした。


蕎麦屋に着くと店先に順番待ちの行列ができているではありませんか。
いままで行列ができているのなんて見たことなかったので、失礼ながらびっくりです。

行列に並びながら、退屈なのであちこちをパチリ、パチリ。
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前方に秩父神社が見えます。

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「電話秩父601番」

建物はパリー食堂と同じく国指定登録有形文化財です。
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店のすぐ横がステキな路地になってました。
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空を見上げると彩雲が
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20分程待ってやっと席に着くことができました。
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蕎麦屋にもいろいろありますが、私はこのような庶民的な店が一番好きです。

私は山くるみそば
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丼風の器に盛られています。

相方が頼んだ肉そば
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店の前は良く通るのですが、初めて入店してみて店構えと同じで、気取らないところが気に入りました。

杉浦日向子さんの本でも紹介されたこの店、さあどこでしょう?


入場開始の時間が迫ってきたので、急いで会場に戻ることにします。

御花畑駅横の踏切を歩きながらパチリ。
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どういうわけかHDR風の写真になりました。

何とか定刻前に到着。
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この後は、たい平さんのお弟子さんであるあずみちゃん(美人です)の三味線漫談と師匠の落語2席を堪能。
久しぶりに充実した日曜日を過ごすことができました。




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2018年09月28日

骨なし骨付き肉?


トゲハムシという昆虫のことは、以前にもこのブログで話題にしたことがあったかもしれません。

ふと思い出す機会がありましたので、また書いてみることにします。


トゲハムシは体にトゲがあることからその名が付いたということなのですが、中にはトゲがない種類のトゲハムシもいて、それはトゲナシトゲハムシという名前が付いてるそうです。

そのトゲナシトゲハムシの仲間にもトゲのある種があり、トゲアリトゲナシトゲハムシと言うのだそうです。

もう何だか良くわからなくなってしまいましたが、似たような経験を最近しました。


「骨なしスペアリブ」

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(食べるのに夢中で中身の写真を撮るのを忘れてしまいました)

スペアリブって骨付きの肉のことなのでは?

ということは「骨なし骨付き肉」?


製造元ではネーミングの会議でさんざん議論した結果、「賛成の反対なのだ」と言うことでこの名前になったとか。
(嘘です)

骨なしと謳っているのだから骨がないのでしょうが、ちょっとおもしろいです。

肝心のお味の方はというと、珍しい名前だけあって珍な味でした。

まあ、ぞっこんになって骨抜きにされることはないとは思いますが。^^

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2018年01月30日

身も蓋もある話

先日、所用で寄居町役場に行ったときのこと。
エレベーターの脇のホールに3種類のマンホールの蓋が展示されてありました。
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戦国時代の北条氏にゆかりのある小田原市、八王子市、寄居町の二市一町が、全国初の試みとしてそれぞれのマンホールの蓋を交換しあったのだそうです。

「大切な税金をそんな事ことに使うよりも他に使い道があるだろう」

そう言ってしまっては身も蓋もないわけで、ここは素直に二市一町の交流を見守ろうと思うのです。

北条氏本家小田原市
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八王子城の八王子市
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そしてご当地、鉢形城の寄居町
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マンホールの蓋というと今から30年ほど前、赤瀬川原平さんの著書で林丈二さんというマンホールの蓋の写真の超人的コレクターのことを知って以来、気にはなりつつも、のめり込むということはありませんでした。
路上観察好きの私がいったいどうしてそうだったのでしょう。
今思うと当時の田舎にはマンホールというものがほとんどなかったからかもしれませんね。^^

マンホールの蓋にははまりませんでしたが、最近ではこのような蓋を収集したことがあります。

コンビニコーヒーの蓋
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蓋をはずした身
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今はなつかしいセーブオン(北関東の人しかわからないかも)のコーヒーです。

なぜこのようなものを集めたのかというと、今はどこのコンビニの蓋も同じような形状をしているようですが、コンビニコーヒーが流行りだした頃はいろいろな種類があっておもしろかったからなのです。

唇が当たる部分がぼってりと厚く、ちょっとなまめかしい感じの蓋があったかと思えば、穴が小さすぎて危うく舌を火傷しそうになった蓋など、それぞれ結構個性的でした。

それらが今は淘汰されてほとんど同じようになってしまったようです。
おそらく製造メーカーも1社か2社なのではないでしょうか。

そんなコンビニコーヒーの蓋の中で一番のお気に入りは、こちらのローソンのチョコレート付きの蓋
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カップのコーヒーを注文すると店員さんが蓋の上にチョコレートを一粒乗せて渡してくれるのです。
たったこれだけのことですが、ちょっとした気遣いがうれしいのです。
ただし、ローソン全店のサービスではないようで、私の知るかぎりでは東武東上線の鉢形駅前のローソンだけです。

別の意味で実のある話も出来たかな。^^
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2017年11月23日

共食い

共食い
(動物が)同じ仲間を殺して食うこと。『三省堂新明解国語辞典第四版』

共食いしちゃったよー!!
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あ、写真を間違えた。
ネギならまだしも、ふっかちゃんと共食いってことはないですね。

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あ、また、間違えた。

あれ?でも、「そうなん娘」は、娘が帰省したときに食べさせるために買ってきたものなので、共食いといえば、共食いと言えるのかな。

これだ、これだ
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これぞまさしく共食い。

深谷市糸屋製菓店の翁最中であります。

包装紙に『茶飲み話の 途切れをつなぐ 翁最中の味のよさ』
と印刷されていましたが、確かに話が途切れたときにこれを出されたら、話がまた盛り上がるでしょう。

別の意味で。

ハ、ハ、ハ
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ワ、ハ、ハ、ハ、ハ
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「いかん、あごがはずれてしもうた」

破顔一笑とはこのことかな。
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2017年02月09日

マイブーム縛りの次は炙りかな

昨年末(どういわけかクリスマスイブでした)に、それまでずっとあこがれていた念願の縛りを初体験することができました。
いつかは自分でもやってみたいものだと思っていましたが、縛るのはなかなか難しそうなので後々の楽しみに取っておくことにして、先日は誰でもできそうな炙りにチャレンジしてみました。

火を噴くバーナー
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上のヤツだと燃え尽きてしまうどころか、火事になってしまうので小型のにしておきます。
いきなり火をつけたら怒られると思うので、実行に移す前に妻の了解は得ておきました。
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ボー!
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スーパーで買ってきたパックの寿司とはいえ、この日の夕食です。
失敗したら夕食は抜きですから慎重にね。

サーモン
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ヒラメ?
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以前タモリクラブでやっていたネタなんですが、とりあえず魚卵系以外はみんな炙ってみました。
テレビでも出演者が言っていたとおり、どれも脂がにじみ出てきてとても旨かったです。

マイブーム縛りの次は炙りかな
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2017年02月02日

焼いて、煮て、食った

こんにゃくパークのある甘楽町から少し先の下仁田町までやって来ました。

下仁田駅の近くにある常磐館という割烹旅館。
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こんにゃくパークのこんにゃくバイキングでお茶を濁すわけにもいかないので、予約をしておいたのです。

店の床においてあった直径30cmはあろうかという大きなこんにゃく玉。
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隣の軽井沢町へ持って行けば、カーリングに使えそうです。

良く磨き込まれた年期の入った廊下を抜けて小さな個室に通されました。
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店先の暖簾には大きく「こんにゃく料理」と書かれていたのでこんにゃく料理が得意なのかもしれませんが、今回は、今が旬の下仁田ねぎを味わいたくて、すき焼きにしたのです。
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AだかBだかCだか、いつも何ランクの肉を食べているのかわかりませんが、ともかくA5ランクの牛肉なんてほとんど食べた記憶がありません。

下仁田ねぎは当然ですが、シラタキ、シイタケなどほかの材料もすべて下仁田産だとか。
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「たまにはうんといい肉でぜいたくなことをやってみないと、ほんとうのすき焼きのおいしさとか、肉のうま味というのが味わえない」
「いい肉を使うか、安い肉を使うかで、すき焼きの作り方は違ってくる」

などと、池波正太郎の「男の作法」から得たにわか知識をひけらかしたまでは良かったのですが、始めに世話をしてくれた仲居さんがいなくなった途端、池波先生がダメだしをしていた「ゴッタ煮」のようになってしまったのです。
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「すき焼きなんてものはねえ、焼いた、煮た、食った。これでいいんですよ」
などとは一言もおっしゃってなかったはずだったと思いますが、結局、先生が書いたような粋な食べ方はできませんでした。
まあ、そこは素材の力で最後までおいしく食べることができましたが。

食後は付近のレトロな商店街を散歩。

愛想がない看板猫のいるお店。
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撞球場の跡
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今日の目的地でなかったから良かったものの、また休みの日に当たった東陽軒。
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このほか、カツ丼、コロッケ、こんにゃくパンなどB級グルメには事欠かない商店街ですね、ここは。

家族が日本酒が買いたいと言うので商店街にある酒屋さんに入ってみました。
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店主にお勧めを尋ねたところ、全部お勧めだから試飲して決めてくれとのこと。
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私は運転手だったので試飲できませんでしたが、家族の試飲の結果、純米酒よりも「妙義山」という本醸造の酒がうまいという意見が多く、怪しいもんだと思いましたが、結局それを購入。
本醸造よりも純米酒がうまいと決まっているわけではないですからね。

その後は、帰り道に富岡製糸場を見学。
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帰るとき、駐車場を借りた店でホルモン揚げという食べ物をサービスにもらいました。
家族は食べていましたが、私は先ほどのすき焼きを食べ過ぎて、パス。
やっぱり普通のすき焼きで良かったかな。^^

帰宅後、下仁田で買った「妙義山」をグイ。
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驚いたことに、こんにゃくパーク内のセブンイレブンで売っていた「大盃」もグイ。
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高崎の倉渕地区にある群馬県で最古の酒蔵の酒で、群馬県内でも、蔵元に管理ができると認められた限られた店にしか置いてないと聞いていたので、こんなところで買えるとは思いもよりませんでした。

どちらとも同じようにうまかったです。
どのようにうまいかというと、実は私も他の家族と同様、良くわからないのです。
posted by tomochan at 20:40| 埼玉 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 御馳走帖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月31日

接待はこんにゃくパークで?

昨年の夏、家族にさいたま市の二木屋という、国の登録有形文化財でもある料理屋に招待してもらいました。
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先日は、そのお返しとして何かをごちそうするために家族を群馬県の西毛地区に連れて行きました。

向かったのは、甘楽町にあるこんにゃくパーク。
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初めて来てみましたが、これがこんにゃく工場?と思えるほどの明るくポップな感じ。
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まずは工場見学。
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寄居の大黒屋さんのバタ練りとはちがって、こちらは撹拌して練るようです。

糸こんにゃくとシラタキを製造中の機械。
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こんにゃくを糸状に切ったのが糸こんにゃく。最初から糸のように成形してできたのがシラタキ。
と、このように思っていましたが、現在は同じ製造工程なんだそうです。
「じゃあ、どっちがどっちだかわからないのでは?」と家族の間で問題になりかけましたが、みんな的外れなことを言うばかり。
これが本当の蒟蒻問答。
なんちゃって。

工場見学の後は、待望の試食コーナーへ。
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ショッピングモールのフードコートのようになっていて、20種類近くあるいろいろなこんにゃく料理をバイキング形式で自由に取って食べられるのです
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「好きなものを食べなさい」
と言ってみたものの、遠慮がちな家族を尻目に、私だけがパクパク食べていました。
初めて食べたこんにゃく焼きそばは特に美味でした。

外にはリゾート地風の足湯もあるし
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「だいぶ楽しんだから、もう帰ろうか」

私一人なら、本当にそうしたかもしれませんが、そんな事を言ったら、お土産のこんにゃくを投げつけられてしまうかもしれませんので、心にとどめて次の目的地に向かったのでした。

つづく
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2016年12月24日

言いにくい言葉

言いにくい言葉
昔、きゃりーぱみゅぱみゅ
今、パイナッポーアッポーペン

とは言ってもPPAPのほうは、最初こそ何を言っているのか良くわかりませんでしたが、聞き慣れてきた今はそうでもなくなりました。

そういうわけで、今日はちょっと言いにくいことをあえて言ってみるという試練を自分に課したのでした。

今日は朝から仕事で妻沼の街に。
仕事が終わってから、久しぶりに妻沼名物、聖天山のいなり寿司を買って帰ることにしました。
できれば、まだ実物を見たことがない緊縛いなり。

「縛ってあるおいなりさん下さい」

まあ、おいなりさんをかんぴょうで縛るように巻いただけなので、普通に言えば何ともないのでしょうが、自意識過剰というのでしょうか、なかなかすんなりと言えないのです。
特に女性の店員さんなどに対しては。

そこで、以前行ったときは男の店主さんが応対してくれたのを思い出して、森川寿司に行ってみました。
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残念。
10時を少し回ったばかりのせいか、まだ準備中でした。

それではと、聖天山の境内に移動。
参道では折りしも、骨董市が開かれていたのでした。
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せっかくだから冷やかしですがすこし見てゆくことに。
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神川の骨董市ほどにぎやかではありませんが、お寺(聖天院てもしかして神社?よく知らないのです)の境内で行われているということで、趣がありますね。

さて、一通り見学したあと、境内の一角にある「聖天寿し」に行ってみました。
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ここには何回か来たことがありますが、その都度売り切れで、まだ買えたことがなかったような記憶があります。店の中の様子も覚えてないし。

前のおばさまに続いて、例の言葉を心の中でつぶやきながらおずおずと入店。
すると、店員さんは女性。
それも比較的若くて、しかも5、6人も

「聖天寿し、一人前下さい」
やはり言えませんでした。^^

でも、代金を払いながら、ふと壁を見ると、かんぴょうで縛られた(巻かれただったかな)いなり寿司が入っていたら、幸運の印、みたいなことが書かれた紙が張られてありました。
ということは、縛られいなりは、少なくともこの店では希望して買えるものではないということですね。

こうなったら、購ったおいなりさんが縛られていることを祈るだけ。

期待に胸を膨らませながら家まで持ち帰った包みを、いよいよ開くときが来ました。
さあ、どうでしょう。
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続きは、次回に。



それほど引っ張るネタでもないので、続けます。

じゃーん。
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縛られているー。
しかもグルグル巻き。

なんという名前の縛り方なのか知りませんが、きれいに縛られています。
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結び目もわからないほど見事な仕事。
縛られた方も縛られたことに気づいてなかったりして。
いつかは真似てみることにしよう。
でも、こんな長いいなり寿司、作れるかなあ。

いずれにしても、よいクリスマスイブになりそうです。^^


にぎやかだった西の空。
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2016年03月19日

おんな泣かせ初体験

待望のおんな泣かせを手に入れることができた。

その存在を知ったのは5,6年前のことであろうか。
ある店に掲げられたこの張り紙。
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今まで何度も買おうとはしているのだが、その都度売り切れで手に入れることができなかった。
元来秋から冬にかけて出回る品のようなのだが、今年も張り紙に気づいたのは啓蟄も間近のある日のことだった。
時期的にもはや絶望的と思えたのだが、一縷の望みを抱いて入店してみた。

この店、時折店主の息子の嫁が店番をしていることもあるのだが、この日の店番は店主だった。
男の店主なら切り出しやすいし、何しろその方面には明るいときているので好都合だ。
きっとおんな泣かせも店主自らが試して選んだ品なのであろう。

「おんな泣かせはありますか」
怖ず怖ずと聞いてみる。
「あるよ」
一瞬、店主の顔がニヤリとしたように見えたのは気のせいだろうか。
思わず、こちらもニヤリ。
同好の士ならではのやりとりである。

帰り際、店主がティッシュ1箱をくれてよこした。
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長い前置きでしたが、そんなこんなで、やっと手にした「おんな泣かせ」とはこれです。
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アップにしすぎました。
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純米大吟醸「おんな泣かせ」であります。
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それにしても気になるのは「おんな泣かせ」命名の由来。
「泣かせ」とは三省堂新明解国語辞典を引くと『取り扱いに困って、その存在が嫌われる・こと(もの)。「商人−・母親−:予報官−の菜種づゆ』とあります。
ただ、こちらの「おんな泣かせ」の場合は、蔵元によると女性もそのおいしさに泣けてしまうようなお酒であってほしいとの願いが込めらた名前とのこと。

気になると言えばラベルの美女が読んでいる手紙のようなものも気になります。
うれしくて泣けてくるようなことが書いてあるのでしょうか。
それにしては持ち方がちょっと雑のようにも見えます。
実はこの美女は花魁で、男に結婚を約束する起請文を書いてほくそ笑んでいる姿だったりして。
「これで三枚目でありんす」

辞書を引いたついでに他の女○○という言葉を調べてみました。
女狂い、女殺し、女好き、等々どれもこれも我が身には縁がない言葉ばかり。
その中にちょっと気になる言葉が。

[女たらし]
「ねえ、ねえ、何してんの?」
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「オレも毛繕いしよっと。いい男は清潔感がなくちゃね」
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「ねえ、どこ行くの」
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「ちょっと待ってよ−」
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「ねえってばー」
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「ばか、ついてこないで」

女たらしは、先ほどの辞書(第三版)では「美貌と巧言とで次々に女性を誘惑し、遍歴することに生きがいを感じる反社会的分子」と、厳しく糾弾されています。
ニャンコよ、あまりしつこくすると、反社会的分子って言われちゃうぞ。
ただ、上のケースの場合、メス猫の言った「ばか」と言うセリフは、同辞書に記載されている「女性語で相手に甘える時の言い方」ととれば相思相愛と言うことでセーフでしょうか。

いずれにしても、このようなこと(反社会的分子のことでばかだったら言われてみたい?)を言われないよう、これからは自分を厳しく律していかなければならないと思った次第です。
でも、よく考えたら「美貌と巧言」もどちらも持ち合わせてないことに気づき、それは杞憂に終わったのでした。

それはそうと、肝心のおんな泣かせの初体験の話がまだでした。
半年間低温熟成された酒らしく、ふくよかな香りとまろやかな味のこの酒は、確かに女性に好まれて当然のような気がしました。
ただし、値段がいつも飲んでいる安酒の二倍以上(笑顔でティッシュまでくれた理由はこれでしょう)はするので、私のような貧乏オヤジが気軽に飲めるお酒ではなかったです。
おんな泣かせはオヤジ泣かせの酒でもあるのでした。

春ももう間もなく。路傍の草もだんだん色が濃くなってきました。
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「また、おミャーか。たまにはミーを中心に撮るのニャ」
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posted by tomochan at 15:48| 埼玉 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 御馳走帖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月04日

待宵の月を待つ宵

月曜日の夕方、何気なく東の空を見ると薄い雲を通してぼんやりとですが、まーるい月が見えました。
今晩の月は満月?もしくはその前夜の待宵の月?

どちらかわかりませんでしたが、とりあえずヒルザキツキミソウと一緒にパチリ。
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この花は毎年同じ時期の同じ場所に咲くので、こちらも毎年同じように写真を撮るのです。
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ですので、写真を撮っていて、以前も同じような写真で記事を書いたことを思い出しました。
こちら
2年前から進歩してないなあ。

暦で調べたらこの日は待宵の月の前の晩の十三夜ということがわかりました。
ということは待宵の月を待つ宵?
何だか良くわからないけど、このあとは、翌翌日の満月を楽しみに、前回同様「待つ酔い」ということにしました。

この日の待つ宵の伴は群馬泉の純米酒「舞風」
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地元のスーパーで買ったので味の方は特に期待していなかったのですが、飲んでみてびっくり。
うまい!
今まで飲んだなかでも、といってもとりたてて日本酒通というわけでもないのでたかがしれてますが、かなり上位にランクインするはず。

群馬泉といえば、確か日光例幣使街道の木崎宿から太田に向かう途中の道沿いにある蔵元。
何度か前を車で通ったことはありますが、このように上質な酒を造る酒屋だとは知りませんでした。
こうなったら、この冬やった日光例幣使街道ポタの続きを始めて、是非とも自転車で訪問しなくては。

と思いながら、杯を重ねてゆくうちに、そんな事はすっかり忘れてしまったのです。^^
posted by tomochan at 20:31| 埼玉 ☔| Comment(10) | TrackBack(0) | 御馳走帖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする