日曜日、忙しくてなかなかできなかったジャガイモの植え付けをしました。

当地では、ジャガイモの植え付けはお彼岸までに済ませるのが良いと言われているようなので、ぎりぎりセーフです。
まあ、彼岸過ぎても大丈夫なのですが、早いに越したことはありません。
箱から出してみると、芽がけっこう伸びていました。

JAに注文するといつも12月頃には配達されてしまうので、毎年のことですが、植える頃には芽が出てしまっています。
この芽はそのままにして良いのか、取り除いた方が良いのか、いつも悩むのですが、そのまま植えることにしました。
大きめの種芋は半分に切って、切り口が腐らないよう、たき火で出た灰をまぶしてから植えます。

連作障害を避けるため、毎年違う場所に植えるのですが、今年はここに植えます。

さくを切って種芋を30cm間隔に置き、芋と芋の間に堆肥と化成肥料を置きます。

5kgの種芋を植えるとこんな感じ。

用意した区画だけでは植えきれなかったので、実際にはちょっと離れた場所にもう一列植えました。
今年は梅が咲いているうちに終えることができました。

収穫できるのはこの10倍から15倍くらいでしょうか。
ジャガイモには気の毒だけど、できすぎても収穫するのが大変だから、ほどほどに育てば良いと思ってたりして。
そんなこんなで、お昼前には何とかジャガイモの植え付けを終わらせることができました。
さて、土を耕した後、今度は心を耕すために、昼飯を摂る暇もなく一路秩父へ。
ミューズパークの音楽堂ホールにやって来ました。

ちちぶ夢創りフィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会なのです。

文化や教養を意味する英語の「culture」って元々はラテン語で「耕す」を意味することばに由来していて、その後、心を耕すという意味で使われるようになったのだとか。
心を耕す前に、体にも栄養を与えないと枯れてしまいそうなので、途中で買ってきたコンビニ弁当を食べることにします。
ベンチで弁当を広げようとしたら、目の前に楽器の練習をする方が。

ちょっとステキな光景だったので失礼してパチリ。
邪魔しては悪いので、別の場所で食べることにしました。
さて、いよいよ、本番。
このコンサートは、ご家族が二人もメンバーとして参加されている友人から誘われて、来たのですが、パンフレットを見てびっくり。
なんと友人の家族の一人が、コンサートマスターだったのです。
○○が○○を生んだ?
友人には内緒。
コンサートは、テーマがウイーンということで、私のようなクラッシク音楽にはほとんど縁がない人間でも楽しめる内容となっていました。
中でもフランツ・フォン・スッペ作曲の「詩人と農夫」序曲という作品の演奏には感銘を受けました。
高らかなファンファーレから始まり、それがきわまったところで一転して今度は静かなチェロのソロになり、それが終わると次は、軽快な曲に変わり、その後は優雅なウインナーワルツになるというように、紙芝居の場面が変わるように音楽の内容がどんどん変わってゆくのです。
まさに、午前中に農夫をやってきたあと、午後にはこのような場所にいる自分を現したような曲なのでした。
題名も「詩人と農夫」でぴったりだし。
わたくしの場合、「詩人」ではなく「痴人」でしたね。
最後は、今や卒業式の定番の曲、秩父が発祥の「旅立ちの日に」を全員で合唱してコンサートは終了。
アンコールはおなじみの「ラデツキー行進曲」
観客が演奏に合わせて手拍子を打つのですが、指揮者がそのタイミングを指示したりして、まるでテレビで見るウイーンフィルのニューイヤーコンサートのようでとても楽しかったのです。
コンサートの後、ミューズパーク内の「旅立ちの丘」に行ってみました。


この歳になって「旅立ち」なんて、他の意味になってしまいそうです。
もう一つの展望台にも行ってみました。
絶景、絶景

段丘ファンは喜びそう

帰りは地場産センターで買い物
今夜はこれで身と心を耕すことにしよう。

秩父ファーマーズファクトリー(兎田ワイナリー)のワインを初めて買ってみました。
秩父製の箸も購入

斧折棒といって堅さ日本一だそうです。
これなら畑も耕せそうですが、箸にとどめておきたいと思います。