2019年04月30日

平成限定地元の秘境

先日の秘境訪問で思い出しました。

我が地元には他にも秘境があることを。

秘境といっても、正確に言うと数年前に一旦、誰の目にも触れるようになり秘境ではなくなったのですが、その後また秘境になりつつあるという場所なのですが。

数年前のこと。

荒川の段丘崖の森が数百mに渡って伐採され、丸坊主にされてしまいました。
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(伐採されたといってもまだ秘境感たっぷり?)

それまでは森の他にも工場などがあって立ち入りが困難な場所だったのですが、それらが取っ払われてしまったのでどこからでも自由に入れるようになったのです。

その結果、荒川に流れ込む小さな沢に滝があるのを発見することができたのです。
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落差2m程のナメ滝でしたが、既に関東平野に含まれている地域なのに、小さいとはいえ滝があったのでびっくりしたのでした。

昔からあったのだから発見と言うのも変ですが、少なくとも私はその時初めて見たので、発見したような気になってしまったのでした。

そういえば、このあたりには「滝ノ上」とか「滝坪」と言う小字名があるのを思い出し、その「滝」というのはここのことだったのかと納得したのでした。

もう少し上流に行ったところにある崖。
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このあたりでは珍しい大きな岩が岬のように荒川側に伸びています。

このあたりの小字名は「立岩」

ということは、この岩の名が立岩?
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近くに住む人に岩の名前を聞きましたが、知らないとのこと。

切り立った崖の上には質素な祠が建てられています。
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崖の上の様子。
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日本人は、と言うか日本人以外も同じようですが、このような巨石や巨樹、滝や淵、洞窟、磐座などに何か神聖なものを感じてしまうようで、祠を建ててしまうのもわかる気がします。

以前も取り上げたことがある馬頭観音。
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かつての村はずれに建つこの石碑。
以前はうっそうとした雑木林のなかにあったため、忘れられたような存在で、近づくのも容易でなかったのですが、件の伐採で姿が顕わになったのです。

側面には文化十二年と刻まれています。
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文化年間に建立されて以来ずっと暗い森の中で建ち続けてきて200年余。
平成の世になり、突然明るい日の光を浴びることに。

そして、平成が終わりを迎える今、滝も岩も、そして、この馬頭観音も、伸び始めた樹木により再び森の中に埋没させられようとしています。

平成の世限定の地元の秘境、いつか書こうとは思っていましたが、平成最後の日に書くことができて良かったです。

新しい年号はメイワなんだって?
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posted by tomochan at 18:25| 埼玉 ☔| Comment(2) | 近所のジロジロ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
令和初コメww
地名の大字なり小字というのは、いにしえの言い伝えだったり、戒めめいた事を後世に伝えているってホント思いますよね。
何でこんな地名なんだろ?って色々紐解くと「おおおおお!!!!」って事も多くてとても興味深かったりします。
ちょっと遠いですが、小海線界隈の海の由来を調べて今更ぶっ飛んでしまった昨今…まだまだ知らない事だらけで、楽しい郷土の豆知識でした。
ありがとうございます。
Posted by らんた at 2019年05月01日 16:39
らんた様
令和早々、コメントありがとうございます。(また正月が来たみたいですね^^)
小海線沿線には、確かに海がないのに「小海」とか「海ノ口」とか海にまつわる地名が多いようですね。
そちらの由来については不勉強で知りませんが、深谷市の今話題「血洗島」を含む「四瀬八島」のように地形に由来するものでしょうかね。
地形を由来とする地名などは、理由を知って納得したりもしますが、どうにもわからない地名もあったりしますね。今思いつくのは弊ブログで何度か取り上げた「男女男谷」(文字が変換できません)の「なぶりや」や「鼻毛石」。
また珍名紀行してみたくなりました。
Posted by tomochan at 2019年05月04日 17:46
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