2017年08月03日

早苗饗


ここのところ、先日までの猛暑がウソのように涼しくて、今朝などは秋のようでした。

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第二ジロジロファームのコスモスも成長が早くて、先月に膝の高さくらいに先端を刈り取ったのですが、また伸びてきてしまいました。

そんな時に田植えの話です。

6月の末、大人になって初めて、田植えの手伝いをしました。
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というのも、我が家のあたりの米作りは、40年程前から各戸ごとではなく、地域で組合を作って、その集団で行っているので、私のような素人が手伝う余地もなかったのです。

ところが、最近、当地区もご多分に漏れず、高齢化の波が押し寄せて参りまして、このたびの田植えデビューとなった次第なのです。
まあ、こちらにしたって、次の波となって押し寄せて行くのは時間の問題という感じなんですけどね。

さて、田植えが終わった日に波の親分、いや、長老格の人が私に声をかけてきました。
「さなぶりをやるからその時には来いよ」

さなぶり?
はて?
初めて聞く言葉。

もしかして田植機が「さなえ」?
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その後に装着されて、肥料や農薬を振りまく装置があったけど、「さなえ」の後ろでフリフリ振りまくから「さなフリ」。それが訛って「さなぶり」?
あれの整備か?

そんなこたあない。

それにあの装置は「こまきちゃん」。
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それとも、さ嬲り?
〈さ〉は鎖?
小鹿野の嬲谷を思い出します。

いろいろと妄想は膨らみましたが、周りの人達との会話の様子から、「さなぶり」とはどうやら宴会のことらしいことがわかりました。(アホらしい)


家に帰ってから、さっそく調べたところ、「さなぶり」とは「田植えの終わりに、田の神を送り、宴を張って祝う行事。さのぼり」とありました。(三省堂新明解国語辞典第4版)

漢字では「早苗饗」(さ上り)と書くようです。
なるほどねえ。

田の神と 併せて送りたや 山も神     流木

さて、その「さなぶり」
田植えも終わって久しい、来週に行われるとの連絡を受けたのですが、あいにく他の行事と重なって参加できなくなってしまいました。

仕方がないので土曜日に内輪だけのささやかな「さなぶり」を開催

「さなぶり」なので、ちいさなブリを注文しようとしたのですが、そういうのはないって。
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本来ならば田んぼも土用干しの時期で、かんかん照りになって欲しいところなのでしょうが、あいにくのこの天気。

おかげでモツ鍋がおいしく食べられます。
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ご当地ハイボールも良いですが
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やはり「さなぶり」を祝うなら米のお酒がいちばん。
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今の田んぼの様子
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「さなぶり」
趣のある言葉なので、覚えておくために記事にしてみました。
posted by tomochan at 07:23| 埼玉 ☔| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
さなぶり、早苗饗、
いい響きですね〜

子どもの頃は家で食べるお米の田植えも草取りも稲刈りも、手伝っていましたよね〜

作業をしなくなって、それに伴う風習もすたれていくのでしょうか。言葉だけでもおすそ分けしてくれてありがとう。

メイちゃんのおすそ分けのおかげで、夏バテ知らずで、夏太りしています(^o^)/
Posted by チョコ at 2017年08月03日 13:54
もうコスモス
秋の兆しが見え隠れ。

昔から、田植えは農家の一大イベント!
兄弟、親戚、知り合い、久しぶりに会って
共同作業。

ピロリだって頑張ったよ。
ホントだよ!

昔を懐かしく思い出しちゃった( ;∀;)
Posted by ピロリ at 2017年08月03日 21:19
チョコ様
昔、田植えといえば数日がかりの大変な作業でしたが、今は、植えるだけなら1軒あたり1時間か2時間で終わってしまいます。
それでは、早苗饗するにも張り合いがないので、何十軒かまとめて耕作することに。
それが農業集団化の本当の目的だったりして。^^
Posted by tomochan at 2017年08月06日 14:33
ピロリ様
「あ、足が抜けない!」
ボチャン!!
みんなを楽しませる係だったりして。^^
Posted by tomochan at 2017年08月06日 14:36
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