2016年01月11日

ハイキングでジロジロ、ウロウロ その2

その2 仙元山から石尊山のあたりをウロウロ

仙元山からは、そこから西側に続く尾根を伝って石尊山を経由して白髭神社まで山を下りずに歩くことにします。
このあたりはYomotanさんのブログ「四方山探訪」の記事を参考にさせていただきました。

仙元山からは石尊山に向かうにはここを下ります。
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前回は、下りる気もなかったので、わかりませんでしたが、改めて見ると下りるとしたらここしかない感じ。もっとも、今回は一度登って、引き返すところなのでわかって当たり前ですが。

ここだけと思ったら、南に下りられそうなルートもありました。
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おそらく山居の方から登る道なのかも。

先ほど沢をつめてたどりついた鞍部まで戻り、そこから先は快適な稜線歩きです。
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仙元山の方を振り返ったところ

東秩父村との境界をなす尾根に出るとすぐに送電線の鉄塔がありました。
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西上武幹線182号の鉄塔です。
来るときに平地から見たおっぱい山を両側から挟んでいる鉄塔の右側の鉄塔でしょう。
鉄塔の先には東秩父村の見覚えのある景色が見えました。

なおも快適な尾根道が続きます。
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ところで、この尾根、当然ですが分水嶺になっていて、右側に降った雨は三品川から深沢川となり、鉢形城の天然の堀の役目を果たした後、荒川に合流します。
一方、左側に降った雨は槻川、都幾川、越辺川、入間川と合流するたびに名を変え、川越市とさいたま市の境あたりでやっと荒川に合流します。
つまり、ここで同じ日、同じ時に降った雨もわずか1m、落ちる場所が違っただけで、離ればなれになって、再び出会うのは遙か彼方の地というわけなのですね。
再会できればよい方で、日本の中央分水嶺(埼玉県で言えば甲武信岳など)に降った雨などは、太平洋と日本海に分かれてしまって、再会など望むべくもありません。
話のほうも中央分水嶺に降った雨のように本筋とは離ればなれになってしまいましたが、そんなことを考えながら歩くのもおもしろいのです。

途中、花桃の郷が見える場所がありました。
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その後、見晴らしの良いところに出ました。
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寄居町の市街地の向こうに日光の男体山が見えます。

この見晴らしの良い場所は西上武幹線181号の鉄塔のあるところ。
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数ヶ月前に反対側の鉄塔(同180号)からこっちを見たことがありましたが、まさか反対側から見ることになろうとは。

更に稜線歩きを続けて行くと、いきなり畑が出現してびっくり。
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しかも山の上にもかかわらず梅とロウバイが同時に咲いているのには更にびっくり。
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ロウバイだけに人を驚かせるのが好きなのでしょうか。

畑を過ぎると歩ける場所が広くなり、また平坦にもなってきたので、足取りも軽くなってきました。
最後はほとんど小走りのような状態になって進んでいたので、危うくキーポイントである三角点のある場所を気づかずに通り過ぎてしまうところでした。
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まっすぐも行けないことはないのかもしれませんが、茅の湯の下の大曲りに出てしまうようなのでYomotanさんの記事を思い出して、ここは右に曲がります。

明るい針葉樹林を快適に下って行くと
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ヤブに行く手を遮られてしまいました。
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ここでまた、地図を広げて確認。
どうやら来すぎてしまったようなので、100mほど戻り、進むべき方向を探します。
黄色い境界杭が有ったのでそこの周囲を探し、かすかな踏み跡を見つけ、そこをたどってルートに復帰。
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ここまでのルート図
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(ルートはGPS等によるものではなく、自分の記憶によるものなので、正確なものではないことをお断りしておきます)

先ほど見つけた細い道を下って行くと仙元名水と石尊神社への方向が書かれた案内板が現れました。
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こちらの目指す石尊神社の方向はしっかりとした道がありますが、反対の仙元名水と書かれた方向はほとんどヤブのようです。普通の人が行っても大丈夫なのでしょうか、心配になります。

これからウロウロすることになるルート図
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いくつかのアップダウンを経て石尊山の頂上に到着。
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頂上は石尊神社の簡素な社がある以外は何もありません。
また、見晴らしもほとんどなく、北側の日光方面が少しだけ望める程度でした。
これが、幸田露伴が『知々夫紀行』で寄居から見たと書いていたあの石尊山なのかとちょっと拍子抜け。
ここで、昼食にしようと思っていたのですが、北風に乗って異様な臭気が流れてくるので、早々に退散することに。

広い道があったので、迷うことなくそこから下山を開始しました。
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やっぱりこのあたりまで来ると訪れる人も多いのか道も広いなあなどと思いながら下っていると、200mほど下ったところでそれ以上進めなくなりました。
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またもやルートミス。
すぐ下に民家が見えたので、強引にヤブこぎをしていけば下山できたのですが、それでは今回のハイキングの趣旨(ここで初めて書くのですが、今回の趣旨は地図とコンパスを頼りに道の不明瞭な山を歩くというものなのです)に反するので、どうして間違ったのかを確かめるためにもう一度石尊山に登ることにします。やれやれ。

石尊山の山頂まで戻り、先ほどは使わなかった地図とコンパス引っ張り出し、使い進むべき方向をみると、先ほど下りた方角とは全く違う方向なのでした。

正しい登山道の入り口
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写真では良くわからないと思いますが、実際も良くわからなかったのです。

立派な登山道らしき道が見えたので、すっかりそこだと信じ切って、地図で確認しなかったのが間違いの元だったのですね。やはり、知らない場所では、いちいち地図で確認しないといけないと痛感した次第。

石尊山北側の急斜面を下りきって、やっと平坦な場所に着きました。
やれやれと思ったのも束の間、ここで新たな問題が。
持参した地図と現地の様子が違うのです。
現在地の位置には間違いないと思うのですが、現地には地図にはない道があるのです。
しかも自動車も通れるような広い道。

地図にはない道
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案内板によると目指す白髭神社は上の写真の道ではなくて直進方向。
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ところが、案内板の指す方向は、すごいヤブ。
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このヤブは幸いにも30mほどで終わるのですが、先の様子を見に行くために都合3回ほど往復してしまいました。

結局、立派な車道は白髭神社ではなくて、その南側の人家が数軒ある場所に通じているのではないかと判断し、直進のヤブを突っ切るルートを選定しました。
もちろん神社には直接行けない道であることは地図を見てわかってのことですが。

行ってみるとさほど歩きにくいところでもなく、意外と簡単に神社の北側に出ました。
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神社についたのが、午後2時過ぎ。
ここで遅い昼食を摂ることにします。
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水は仙元名水ではなくて南アルプスの天然水。
10分どん兵衛が旨いと言うことなので、試してみようかと思いましたが、次の目的地に行く都合もあるので普通の3分どん兵衛に。
持参した小鹿野、川越、熊谷、高崎の各地のお菓子も時間がなくて食べずじまい。

昼食を食べて一息入れたところで、先ほどわからなかった道がどうにも腑に落ちないので、神社から逆のコースで行ってみることに。

こんな感じで立派な道路が先ほど迷った地点まで続いていたのでした。
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ということは、あの広い道を普通に来れば何の苦労もなく神社に着いていたというわけなのです。

Webで見る国土地理院の地形図にはこの道はしっかりと記載されていたので、これを持参していれば迷うことはなかったのかもしれません。
それに自分の歩くところだけの地図しか持ち合わせてなかったのも迷った原因でしょう。
やはり山歩きには最新の、しかも広範囲な地図が必要ということなのですね。
今回は、どこからでも下りられる里山だから笑い事ですみましたが、山奥だったら大変なことになりかねなかったと反省。

白髭神社からの脇から見たおっぱい山
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おばかさんを見て笑ってる?

この後は、別のところに移動して、またもやヤブこぎ。

つづく


posted by tomochan at 18:05| 埼玉 ☔| Comment(6) | TrackBack(0) | ハイキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちょっくら長い谷を通っての仙元山。鞍部への上りと、山頂への上りがきつそうですね。猪倉って猪風の岩があるとか・・・何か謂れがあるんでしょうか。
地図を南北逆さに持つとかは別にして、沢を遡るときは枝沢に、尾根を下るときは枝尾根に、どっちも引きずられるのが道迷いのパターンですね。今回のルートで迷いそうな場所は、沢の分岐、畑の脇、三角点を過ぎたやぶっぽいところ、石尊山手前の偽ピーク、石尊山からの下り、そして山道から六尺道?に出たところ。当方も全部悩んじゃってました・・・。きっと逆回りすれば、分水嶺の尾根から石尊山西側の鞍部に行くとこ以外は迷わないんだろうと思います。次はどちらに向かわれたのか記事が楽しみです。
Posted by Yomotan at 2016年01月11日 20:38
白髭神社の脇から見たおっぱい山、見事。自然の中のたたずまいのこのお写真は貴重ですね。

ルート図は指紋のようで、地図があっても迷うところが山道の難しさ、面白さでしょうか。

今日、わたしとピロとジュンは、釜伏の社に迷い込みましたが、近くに、桜の木にぐるっと取り囲まれたふしぎな空地がありました。春にもういちど行ってみたいです。

どの山にも小さくても社があるところがいいですね。釜伏には狛カッパさんがいました。
Posted by チョコ at 2016年01月11日 20:55
私も おっぱい 山 大好きです。
今度連れってください。
低山ほど道が整備されていないので
道に迷います。それと くもの巣
に注意です。
Posted by hayazou2002 at 2016年01月11日 21:21
Yomotan様
猪倉の倉を岩倉(磐座)の倉と解釈すれば猪のような岩があるのかもしれませんね。
私が痕跡を見たように、猪が住む谷という意味だったりして。^^
ちなみに名水の手前の集落は平倉と呼ばれています。

今回の行程で迷ったところは記事のとおりですが、Yomotanさんがわざわざ地図に分岐注意と書いてくれたところで、まんまと迷ってしまいました。^^
あの地形図を持参して利用させてもらっていたら、あのようなことにはならなかったでしょう。
いずれにしても、楽しい一日が過ごせました。
機会があったら、今度は猪倉長谷を遡行してみたいと思ってます。
Posted by tomochan at 2016年01月12日 09:03
チョコ様
白髭神社からはおっぱい山は見えないものと思っていましたが、ちょっと脇まで移動すると良く見えたのです。神社もおっぱい山の方を向いてるように思えました。^^

地図があっても迷うのは、その人が地図を使いこなせてないからでしょう。^^

釜伏の桜に取り囲まれた不思議なところ、是非案内して下さい。もう一度行けるようでしたら。^^

オオカミがいるのは知ってましたが、カッパは知りませんでした。それも教えて下さいね。
Posted by tomochan at 2016年01月12日 09:12
hayazou様
おっぱいと山の間の微妙なスペースが気になります。^^

案内しますので、ぜひご一緒しましょう。
時期は葉っぱが出ないうちがよいでしょうね。
花桃の郷の花桃が咲いた頃が良いかもしれませんね。
Posted by tomochan at 2016年01月12日 09:22
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