2015年05月02日

ケシからん花

初夏という言葉がぴったりのここ数日の当地方。
ここのところ続けている朝の散歩で、昨日訪れたのは荒川河川敷。

広い河原には人っ子ひとりいなくて、ただ、色とりどりの花が咲いているだけ。
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そんな河原にポツンと一輪、ひときわ目立つ青い花が咲いているのを見つけました。
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青い花を見つけたよ 美しい島で 幸せ運ぶ小さな花を
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ザ・タイガースの往年のヒット曲の一節が脳裏をよぎり、それからは時間を忘れてカメラのシャッターを押し続けたのでした。
7時のチャイムが放送されてやっと我に返り、普段よりも遅れての帰還となりました。

しかし、良く見ると青というか紫ですね。
それに、歌われていたのは花ではなくて鳥だったようです。青い鳥。
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それにしても、濃い紫から薄い紫になり最後は白に変わってゆくグラデーションがとても美しいのです。

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花の形などからポピーの一種だと思うのですが、初めて目にする花なので名前がわかりません。
以前もほとんど同じ場所で、変わったポピーを見つけて禁断のケシではないかと思い、調べた結果普通のポピーだとわかりがっかりホッとしたなんて事がありました。
過去の記事

そこで今回も、自宅に帰ってからネットで花の種類について検索してみました。

すると花の色や葉の付き方、茎にトゲがないなどの特徴から、どうやらアツミゲシという種類のケシのようなのです。

アツミゲシというのはアヘン法(そんな法律があったのですね)で栽培が原則禁止されている植物なのだそうです。

ケシに関するホームページなどを見ると「見つけた場合は勝手に処分せずに警察か保健所へ連絡を」などと書いてあります。
せっかく見つけた美しい花、処分されてはもったいない気もします。
それに、こんなことで警察に連絡して本当に来てくれるのでしょうか?
放っておくこともやはり「ケシからん」ということになるのでしょうか?

さあ、どうなるのでしょう。
続きは次回。

と思いましたが、2編にするほど内容もないので、このまま続けます。

誰もいない河原とはいえ、ここの来るまでに何人かの顔見知りに会ってるし、ある人には河原に向かうところも目撃されています。
もしかしたら対岸の崖の上から、禁断の花の周りをいとおしそうに、うっとりした様子で動き回っているところを目撃されているかも入れない。
もはや逃げられないとおもったので、素直に警察に出頭、いや、連絡することにしました。

とは言えまだ、こんな事で本当に警察がとりあってくれるのかという気があったので、心配半分に警察署に向かったのです。
警察署の受付で事情を説明すると
「刑事がお話を伺いますのでお待ち下さい」とのこと。
しばらくすると奥の方から刑事さんがやって来ました。
とても刑事さんには見えないにこやかな方なので安心しました。
その方は持参した写真を見ると
「アツミゲシですね」
一瞬でわかってしまったようです。
「場所を教えていただければ保健所と一緒にこちらで処分しますよ」
とのことでした。

そこで、場所とそこがわからなかった場合のこちらの連絡先を伝えて警察署を後にしたのでした。

そして、今日。
例の花はどうなったか、確かめに行ってみました。
RIMG1932.jpg
ない、ない、アツミゲシがない。

たしか写真の真ん中あたりにあったのですが、跡形もなくなくなっています。
目印に30cm位の長さの棒を立てて置いたのですが、それも消えてしまったので、まったくどこかわからなくなってしまいました。
普通、株ごと抜けば後は残るものですが、それらしきものもありませんでした。
さすが、警察。
跡も残さないなんて。

それにしても位置を教えるのに使った地図が住宅地図だったと言うのに、広い河原の中で良く見つけられたものです。
捜査能力に改めて感心。

保健所と一緒と言うことだったので、てっきり連休明けかと思っていたのですが、さすがに警察は早いですね。

ただ、抜いたのが警察ではないということになると話が違ってきます。

「河原に行ったのですがアツミゲシはありませんでした」
警察から連絡があったらどうしよう。
「あなたが家に持って帰ったんじゃないでしょうね?」

家を調べられる前に、これで打つとやみつきになるという、先日買ったこの白い粉は処分してしまおう。
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連休で時間もあるのでたくさんうどんを打って楽しむことにしょう。
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posted by tomochan at 20:43| 埼玉 ☔| Comment(6) | TrackBack(0) | 植物をジロジロ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
美しさに魅せられたが、お付き合いしてみたら妖艶な華だったという訳ですね。
いつ頃、あ!変だな?と気付かれたのか気になります^^

しかし、花に罪はないのに摘み取られてしまうのは仕方ないとはいえ残念ですね。
Posted by 銀輪乗士 at 2015年05月03日 05:41
美しい花が摘み取られたのは残念〜

でも、妖しい色だとは思いました。

町内にはトリカブトも生えていそうですね
(^-^)
Posted by チョコ at 2015年05月03日 09:51
銀輪乗士さん
写真を撮っているうちにだんだん気分が高揚してきたので、何か変だなあと思いました。
舐め回すように観察しているうちに、本当に舐めてしまったのでしょうか?^^
Posted by tomochan at 2015年05月03日 18:57
ドキドキのドキュメンタリーでしたね。
タイガースの「青い花」にはビックリ。でも、なぜこれを青いと感じたのか?普通に考えてそういうことはありそうもありません。ということは、何かに引き込まれていたんですよ!!危なかったですね。
Posted by ぱるる at 2015年05月03日 19:07
チョコさま
刑事さんによると一株でもそのままにしておくと翌年は何百株に増えるのだそうです。
個人的にはそっちの光景の方が見たかったのですが、法律では仕方がありませんね。

トリカブトはニリンソウと同じ環境に生育するのでニリンソウの群落の中に混じっていることもあるようです。
両者は姿形もよく似ていますが、ニリンソウは食べられるそうです。
今度ニリンソウのお浸しを作ってみますから、ご賞味いただけますか。^^
Posted by tomochan at 2015年05月03日 19:26
ぱるるさん
ブルーポピーというヒマラヤ地方に咲く青いポピーがありますが、今回の花はそれとはまったく違う色ですね。
それを青というのは、やはり何かの物質が発散されていたとか。^^
Posted by tomochan at 2015年05月04日 09:23
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