2013年02月11日

什の掟と中山道ポタ

私はまだ見たことはないのですが、NHKの今年の大河ドラマが「八重の桜」だと言うことだけは知っています。
八重の夫である新島襄の旧宅が安中市にあるのも、昨年の磯部温泉ポタの時に看板を見たので知っています。

でも、その安中市がドラマの影響でにわかに脚光を浴びているということは、ついこの間まで知らなかったので、それを確かめに再訪してみたいと思っていたところ、銀輪乗士さん(トラブルメーカーだからとTMと自称されてるようです。できたらTMよりDMとご一緒したいなあ^^)から旧中山道ポタのお誘いを受けたので、日曜日、同じ道筋ということで同行させていただくことにしたのでした。

ところで、「八重の桜」の初回放映分のタイトルは「ならぬことはならぬ」だったそうです。
最初に書いたとおり、私は見なかったのですが、先日ラジヲを聞いていたところこの話題が取り上げられていて「今年の流行語になるのでは」なんて言葉が交わされていました。
調べてみたところ、それは八重の故郷会津藩に伝わる「什(じゅう)の掟」と呼ばれる子供たちが守るべき決まり事のことなのでした。(古本で買った藤原正彦著「国家の品格」の47ページにもありました)
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そこで、私たちも会津の子供たちに倣い、昨日の行動を振り返り恥ずべきところはないか確かめてみることにしたいと思います。

前置きが長くなりましが、ここからようやくポタのことを書くことにします。(ここまでで半分くらいの読者が帰られたかもしれません)


本庄市の金鑚神社に集合して8時30分、気温マイナス1℃の中、一路松井田宿を目指して出発。
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一、戸外で物を食べてはなりませぬ
本庄宿を出て30分も経たないうちに早くも掟破りの危機が訪れる。
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新町宿(高崎市)の「とみや」という店でたいこ焼きを売っていたので、通りで思はず頬ばってしまったのです。
いけない、いけない、さっそく掟を破ってしまった。
什であったら竹篦(しっぺい)ものだ。
でも、小振りだけど50円は安くて、おいしかったな。^^


新町宿を過ぎ次の宿倉賀野へ。
とてもよい雰囲気のY字路にでました。
倉賀野宿(高崎市)にある旧中山道と日光例幣使街道のわかされです。
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ここには焔魔堂や道しるべ、常夜灯などがあります。
文化11年に建てられたという常夜灯の寄進者の名前の中には、あの名大関雷電為右衛門の名も。
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歴史を感じさせられます。

倉賀野宿で旧中山道からちょっとはずれて佐野常世神社に寄り道。
知らなければ絶対通り過ぎてしまうようなすごく小さな神社。
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境内に入ると「扉を開けて自由にご覧下さい」と書いてある掲示板のようなものが。
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留め具をはずしておそるおそる?わくわく?どちらかわかりませんが、とにかく中を覗く銀輪さん
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おおっ!
とはおっしゃいませんでしたが、何が見えたかは実際に行ってみてご確認下さい。

「読者をじらしてはなりませぬ」
什の掟を破ってはいけないので、ここは公開することにします。(そんな掟あったか?)
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侍が鉈を振り上げて何かを切っているところの絵だったのです。(期待させてスミマセン)

これだけでピンと来た方は相当古い人?それとも博識の人?

理由は下手な説明するよりも現地の説明板をご覧下さい。
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私はこの逸話、どこで知ったかまではわからないのですが、子供の頃に確かに聞いた覚えがあるのです。
ただし、説明板に書かれているような「戦前の教材」で育った世代ではないことだけは宣言しておきます。
(ちょっと近いけど^^)
いずれにしても、あの話の舞台が倉賀野だったとは意外ですね。

雪山が間近に望める高崎宿を抜け
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君代橋を渡り道しるべのある豊岡のわかされに
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まっすぐは榛名道、草津道でその先に見えるのは榛名山。
旧中山道はここを左。


一、戸外で婦人と言葉を交へてはなりませぬ
あるダルマ屋さんの店先でダルマを制作中のご婦人とお話を始めてしまった銀輪さん。
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若い婦人でなければかまわないという解釈でしょうか。
この後、食堂で若い娘さんにギャグを言ってたけど、あれも戸外でなかったのでセーフだったのですな。



一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
話は前後しますが、こんなこともありました。
孤独のグルメにも登場したという高崎市の焼きまんじゅう屋「オリタ」にて。
順番を待ってやっと注文を終え、焼き上がるまでの間、どこかにメールをしている様子。
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山の神さまに奉納品のご報告でしたら問題ないのですが、先日ここまで来たのに休業で買いそびれてしまったと残念がっていたあの方への自慢のメールでしたらちょっと問題。
「いいだろう、例のオリタの焼きまんじゅうだぜ。」
相手がやりたくてもできないことを自慢してはいけません。
でもちょっと私も同じ気持ちになりました。^^



一、年長者の言ふことに背いてはなりませぬ
なんと言ってもこの日最大の掟破りはこの一件でしょう。
それは、高崎宿の先の板鼻宿で武蔵坊弁慶が書いた鳥居が残されているという神社を探していたときのこと。
あちこち探して宿場内をウロウロ(時々怪しげなところに迷い込んだり)していた時、運良く氏神様の石積みを修理されていた地元の老紳士がいらしたのでお聞きしてみたのです。
その方によると、宿のはずれの大きなコンクリート擁壁があって、それに沿って上ったところにある鳥居のことではないかと言うことでした。
それから、こちらの自転車をチラリと見て「その自転車では行けないよ。最後は道がなくなるし。」
ともおっしゃっていたなあ。後で思うと。
「なんなら車で案内するよ」という親切な申し出を丁重に辞退し、二人だけで行ってみることに。

「ここだ、ここだ、きっとここですよ。じゃあ、ちょっと行って来まーす。」
それらしいところに着くなり、一言言い残し、銀輪さんは激坂を駆け上がって逝ったのでした。
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真似されても困るので場所がわからないように周りをカットしました。(え、だれも真似しないって?)

そして果敢なチャレンジの結果、自転車を押して歩く人に。
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あまりの剛脚ぶりにチェーンが切れてしまったのです。
しかも、5、6コマ分ねじ切れるように。
あのご老人が自転車では行けないよとおっしゃたことを素直に聞いておけば良かったのですね。

前回のポタまで持参していたという、チェーン切りもこの日に限って持ってこなかったとのこと。
やむを得ず、板鼻宿まで自転車を押して戻り、運良く開いていた自転車さんで修理なのです。
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店に10速のチェーンは置いてなかったけど、快くチェーンカッターを貸して下さり、持参していたコネクトリンクでチェーンをつなぎ、事なきを得たのでした。

教訓
やはり「ならぬことはならぬものです」ね。



一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ

年長者の言うことに背いてしまったTM銀さんでしたが、同行の年長者には優しかったのです。
この日私が久しぶりの自転車だったのを気遣ってくれて、ゆっくりと走ってくれたのです。
チェーンが極端に短くなってフロントがアウターに入らなくなったのを差し引いても。^^
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ゆっくり引いていただき、いつかのhayazouさんのように轢かれなくてすんだのです。
それにお土産の焼きまんじゅうも運んでいただいたし。

この日、朝方こそとても寒くて久々の自転車活動には厳しい始まりでしたが、日が高くなるにつれて暖かくなり、風もなく、また、群馬に入ると親切な人たちに出会い、身も心も春のように温かくなった最高のポタでした。
同行のTM銀さん、お世話になりました。
厄払いなんて考えなくて、しばらくTMのままでいらして下さって結構ですよ。
けっこうおもしろいから。^^

肝心の八重にまつわる話が出てきませんでしたが、それは次回と言うことで。


posted by tomochan at 17:23| 埼玉 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | サイクリング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
先日は大変お世話になりました。
「ならぬことはならぬ」って「なるようにしかならない」という意味かと思ってました^^
あのチェーン切れは、什の掟をことごとく破った拙への罰だったのですね。
什の掟を自分に課すのは御免ですが、自分より若い方々には一と二、五を厳守して頂きたいと思う次第であります^^
Posted by TMG(銀輪乗士) at 2013年02月11日 19:43
一通り読んで思わず笑ってしまいました。
「什の掟」破ってばかりじゃないですか!^m^

私に嫌がらせメールwを送り付けたからチェーンが切れたのか、それともチェーンが切れた腹癒せなのか・・・(笑)

TMさんとの同行は面白そうですが、私はDMさんとご一緒したいな〜(^^ゞ
Posted by ZERO at 2013年02月12日 00:23
こんにちは。出先でチェーンが切れるとは大変
でしたね。なんとか走行ができて良かったです。
佐野市葛生町のかの地には昨年5月頃
行きました。墓地まではわかりませんでした。
百舌。
Posted by mozu at 2013年02月12日 08:46
TMGさん
為せば成る 為さねば成らぬ・・・
と早合点されて突撃されたのかと思いました。^^
什の掟の件、同意見です。
ただし、六と七については大目に見てあげてもいいかなと思います。
生きてる意味がなくなってしまう人もいるかもしれませんから。^^

ZEROさん
確かに掟を破ってばかり。
これでは青少年に悪影響を与えかねないので
R18にすれば良かったですね。
もっとも、子供はこんなブログ読まないと思いますが。^^

え?DMさんとご一緒したい?
DMさんて泥道さんのことですよ。^^

mozuさん
いつもは持っているチェーン切りを置いてきた途端のトラブル。
大げさかもしれませんが、人生を感じさせる出来事でした。^^

佐野常世神社は旧鎌倉街道の道筋にも近いところ。今度はそちらからたどってみようなんて思っています。
Posted by tomochan at 2013年02月12日 09:45
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